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エクストリーム株式会社
EMOをたのしもう! そのA
Enjoy Show!!
2017/06/23
告書の表紙第一候補は、会場の全景ショット。会場内はどんなに賑わっているか?実はこれなどは展示会の主催者の広告や雑誌のルポ見出しでもないかぎり無くともいいような気もしますが、とはいえ、表紙にかぎらずとても汎用性のある便利な素材であること、そしてこれを手配するための行動は後に述べるようにスターターとしても効果的であることから、ぜひ予定しておきたいところです。ですが意外にもこれは容易ではありません。まず、全景を捉えるポジションはどこか?を事前に予測していなければ、満足のいくショットはなかなか得られません。撮ろうとしたら、来場者の皆さんが気を利かしてささっと後ずさりしてしまったり、無断で撮るなというオーラを出されたり。このような「雰囲気を伝えるだけのもの」は最初から立地を決定し、早く忘れてさっさと本来の任務にリソースを投入したいものです。最有力は、お付き合いがあろうとなかろうと、大メーカーのブースの2階です。そしてこういった大メーカーのホールはほぼ最大の集客が期待されるため、もっとも賑わいを演出できるロケーションのはずです。
よく知られるように、EMOにおいて国際的な大メーカーのブースは、2階建てとなっていることが通常。このゾーンはアクセスがもっとも容易な建屋に配置されているため、会場に到着し行動を開始し目ぼしいやぐらを見つけたら一目散に大概はラウンジとなっている2階へ駆け上がりましょう。。あたりまえですが、制止されるどころかようこそ!で、2階で階下を見下ろして全景ショット。まちがいなく雑誌の特集のヘッダーを飾れるような壮大なものが得られるはずです。この迷いのない一目散さが大事です。会場はとても広いため、後からでも・・・という先送りは大きな後悔につながりますし、このいきなりの行動開始は、ともすれば遠慮がちとなりやすい、ましてや異国の展示会で気分的な気おくれを吹き飛ばすスターターとなるはずです。いっそのこと、ここでテーブルに座って、勧められるままコーヒーなどをひっかけて、息をととのえるのもいいかもしれません。ここまで目標15分。
お、報告書などでこういった全景ショットに添えられやすい導入情報としては、会場の床面積、出展者数・エリア、来場予想者等々などがありますが、じつはこういった数字は運営側が出展者や出展検討者に伝えたい情報であり、来場者としての立場であまりにもこれにこだわってしまうと読み手にとっては冗長である、もしくはそもそもまったく興味をひかないという恐れもあります。東京ドーム何個分、来場者何十万人といったたとえや数字でさえ、よく考えてみれば「東京ドームの広さがわからない」「10万人と20万人のイメージに差が無い」といったぐあいに実感に乏しい場合があるだけでなく、「報告書の水増しのためどっかのパンフレットから拾ってきた??」といったあらぬ見透かしにつながったりしたら困りますし、純粋な驚きから会場の広さをなんとか一定量の文章でそれを伝えようとしたとしても、「広すぎるからあまり見れませんでした。よって報告書がプアーですみません。」ってこと??と痛くも無い腹を探られ、言い訳しているととられたりしかねないなどメリットもないため、いずれにせよ限られた時間でこういった主催者発表の情報にアンテナを張りすぎないようにしたいものです。
常のツアーなら正味2日間前後であることが標準でしょうし、その他ツアーオーガナイザーのアレンジするメーカーブース訪問に参加したり、馴染みのメーカーとの談笑であったり、もっとも重要である個人的冒険探求に悠々と気兼ねなく時間をとったりすることを考えれば、報告書のための時間はせいぜいたったの1日。それが「ビジネス報告書」である以上、時系列に出来事を追ったブログのようなものではないものが期待されているはずであり、そうなればツアー参加によるお付き合いから派生した出来事などの記述は、せいぜい補足となって巻末に来るべきもの。少なくとも読み手はそう考えていると思って間違いがないでしょう。もちろんそれとてキモになりえることも考えられますが、オーガナイザーとのお付き合いからの派生情報ならば、別にEMOじゃなくとも追って日本でいつでも入手が可能なものとして読み手からは二次的に扱われるはずです。
【誘惑】
”オーガナイザーに普段からお世話になっていることだし、自分のことはさておき、まずは関連ブース訪問ツアーへきっちりお付き合いしなければ”
【陥りやすい心情】
⇒ 手厚くニューモデルの説明をしてくれるし、資料もたっぷり揃っている ⇒ 関連ブースは相当数あるから、それらの情報は累積すればかなりの情報量となる ⇒ あと残り自由時間ですけど、いつでももどって休憩していてくださいね、か、あぁよかった。お言葉に甘えよう ⇒ 時系列的にこのブース訪問ツアーの感想を報告書に記載すればいいか?結構な情報量だからこれで報告書の8割がたは埋まった!!
のストーリーは当事者本人にとってだけでなく、オーガナイザーにとってもたいへん合理的であり、自分がペースを握らないかぎり、まずこれでほぼ毎回すべてが流れていきます。が、実は読み手からすると、「いずれお付き合いのあるオーガナイザーA社のB氏が、EMOではお世話になりましたとあいさつがてらおみやげ話に持ってくる情報なんだがなぁ・・・他になかったの??やっぱり15:00から塩を払ってかぶりつく特大プレッツェルを本格ビールで流し込んでたらこうなるよ・・・・・」との”わな”が待っています。うーん、やはりフリータイムの使い方こそがキモでしょうか?
リミットはたった1日。すでに15分が経過し、まず表紙は完成。
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