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ワイ スイス? その@ Why Swiss machine?





2017/06/01

新的な工業製品であれ、いずれは雨後のたけのこに埋もれて当たり前のものとなり、果てはサービスが差別化要因となり、あれほど眩しかったあこがれのハードの付加価値と重要性がいずこへ・・「モノの汎用化」という時代は、スイス製輸入工作機械業界にとってももちろん無縁ではありません。

「昔はそれしかなかったでしょうからねぇ・・」つまりは「いまさらなんでスイス製なんや!」という声にするのもはばかれるだろうと察する、顧客のフランクな心象を無視して、われわれが得意げに堂々とプロモーションをすればするほど、こちらの時代錯誤と無遠慮ぶり、無神経さが際立ってしまってはいまいか。。。赤面はなはだしい、これでは何のためだかわかりません。

つまり、「なぜスイス製(なんや)?」という間違いなく存在するこの前提を知ってか知らずかはさておき、ひたすら見てみぬふりをしつつこちらのいいたい事だけいっているようでは、輸入工作機械業界関係者としてというよりは、コミュニケーターとして余りに配慮に欠けているというもの。本来であればウェブトップページの冒頭でこの話題から入るべきである、とさえいえる重要な問いです。

ここで、遅まきながらようやく「なぜ(いまどき)スイス製?」という声にならない問いに答えたいと思いますが、この期におよぶまでこの問いを放置してしまった猛反省として、「NGワード」つまり「こちらからの説明において使用してはならない単語」を決めることといたしました。

NGワード



なくとも、この記事内において冒頭の説明を行うに際し、「スイス製」についての説明につねづね取り巻きがちである代表的修飾語の数々、以下を”NGワード”として、ここでの使用を禁止することとします。



”職人のワザ”、”マイスター制度による技能育成”と”その類義語”、”こだわり”や”頑固”といった修飾語も含む、”手先の器用さや個性の一途さを示すもの”

■”強固な岩盤”、”気温””水質”といった天然条件を指すもの

■”ものづくり文化”や”まじめな気質”などといった、とてもポジティブで好感がわく反面、こうなにかしら曖昧模糊としたこの系統のビッグワード

■”高級腕時計の精密部品製造”を連想させるもの

■”国際パテントでして・・”という、最後の正解者には100万点的な反則



ちろん、これらの修飾語に意味がないというつもりはなく、むしろ説明に欠くべからざる、喉から手が出るほど欲しい単語なのですが・・・いや、もはや逆にこれらをそれなりの文章にすればなんとかいいのでは。。。という誘惑にかられないわけではありませんが・・・いやそれでは反省になっていない。。やはり、それらは今日にいたるまで幾度となく関係者から発せられた単語であろうし、その上で「なんでや?」との心象でしょうから、自ら封じてみたいと思います。

はたしてこの自縛状態から脱出可能な説明などできるのでしょうか?

 



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