しい機械が立ち並ぶ現場や、ブランド力のある機械メーカーの製品を自社のプロモーションに利用でき、ほぼそのビジュアル効果によって太鼓判を押されて
@売上が上昇するような場合、言い換えれば自社のプレゼンス向上による効果で売上が上がって儲かるというストーリー。もちろんこれは必ずしも「機械」に限ったものではなく、相手側から好意的なアテンションを引くことができるものならば同様の効果が期待できるわけですが。。こういったイメージ向上による、なにがしかの市場や資金提供者からの期待というのは、現代的な「企業の見せ方」と言えます。
のパターンは、その@無敵の機械を導入する、と本質的には似ています。「無敵さ」ゆえの優位性が、「安さ」ゆえの優位性に変わるだけです。
資一般に言えることとして、資産が過度に現預金に偏りすぎることなく、適切に設備導入などの投資に振り向けているかどうかといった点は、ファイナンスの立場からは・・やや大げさではありますが、上場企業ならとくに過度の現預金保有は企業買収の標的になりやすいということが考慮されて、さらに資産構成が企業戦略と整合している(例えば精密加工への指向性とたいへん知名度のあるブランドの導入などの強い関連性)と、資金提供者から評価されやすい状況であれば、借り入れ金利面での優遇差につながりやすいというメリットがあります。この立場を強く押し出せば「ファイナンス的にも買収リスク低減&借り入れコストが下がって儲かる」というコメントも可能です。ただし、最も流動性の高い現預金に高い価値を見出す場合や、自己資本によらずに借り入れを増やすことの財務リスクが発生することをどのように見切るかという判断が必要であり、やはりメリットとデメリットから逃れられることはできません。
なわち、「儲かる」という結果は「ユーザーとその競争相手、および彼等の市場」という現実への対処(競争の結果)如何であるということであり、「機械」という独立した工業製品、それがいかに「固定資産」という利益創出装置として立場を変えて扱われようが、「ユーザーと、それをとりまく競争状況」から切り離された存在である以上は「儲かる」という結果へと結びつけるにはかなりの飛躍と無理があり、たとえ部外者が拾い上げられるだけの事実をありったけ並べたとしても、各局面で要求される「ユーザーの意思」までをうかがい知ることは不可能です。つまりは「事実」だけでは「判断」にはいたらず、かならずそこで「価値判断」を行わなければならない。それは千差万別であり、ましてや部外者というかなり”客観的”な立場では、所詮あるレベル止まり、つまりキャッチ・コピーに止まるのです。
果として、本日も「機械」のプロモーションにおいては、技術的な仕様や加工実績データ、応用例などだけがひたすらユーザーへ提供され、それに熱中するさまをみた門外漢は「皆さん好きだねぇ。何ミクロンになるかじゃなくて何円稼ぐかが大事って知らないね」と揶揄しますが、もちろんそれはあっという間に受け流されてしまって、とっておきの「技術なにがし関連トーク」が、顧客のどのようなパズルにあてはめられるのかを、関係者一同固唾を呑んでじっと見守る・・・という光景が繰り広げられることになります。| |


