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鉄道時計あるいはMOBASBB CLOCK

ユニバーサルデザイン、ユニークファンクション

STOP to GO  


イスの駅構内に備え付けられ、その時刻を黙々と刻む鉄道時計。機械式腕時計の業界にあっては、なにかと話題の中心となる同国ですが、鉄道時計の業界においても、その存在感は劣らないようです。

まず、初見の方が気をとめないわけにはいかないもの、それは”STOP to GO" と呼ばれる特徴的な秒針の動きです。赤く塗られ、先端が丸くなっている秒針は、12の位置で一旦停止。約2秒ほどの停止時間の終盤に、分針が1分先にすすみ、そののち停止していた秒針がなにごともなかったように取り澄ましてふたたび秒をきざみます。この、動作は秒針が12の位置に来るたびに毎回行われます。マシニストの皆様においてはすでに察しの通り、毎回12の位置で時間の補正をおこなっているのです。

この2秒の停止時間を正当化するために、秒針は若干速く回っているというなかなか凝った仕掛けのようで、もちろん現在においては、常時補正を行うことは技術的には可能ではあるようですが、このように分かりやすく、おやっと人々の気を引きつつ、なおかつ時間に正確であろうとする姿勢、ひいては万事における抜かりのなさや高い品質を印象づけようとする、”SWISS MADE”の演出方法であると言ってもよいかもしれません。


さらに、スイスデザインの特徴であると同時にきわだった強みともいえる、デザイン性と機能性の両立、この場合はシンプルなデザインと視認性のよさの両立で、他国の鉄道時計に大きな影響を与え、事実上の鉄道時計の標準デザインとなるにとどまらず、ロンドンのデザイン博物館やニューヨークの近代美術館では、その卓抜したデザインが、20世紀を代表する工業製品として称えられているようです。

このスイス鉄道時計、業務用、つまりスイス鉄道の公式な備品としては、MOBA TIME社のみが製造しています。



MOBA TIME…厳格なるプロフィール


イス鉄道の公式備品としての立場が確立している一方、スイス内においてすら、MOBA TIME社の購入可能な一般商品を目にすることはほとんどありません。これは日本はもとよりスイス鉄道の公式ショップにおいてさえ、スイス鉄道より商用ライセンスを受けたSBB(スイス鉄道)のロゴを載せた他社製品が世界的規模でひろく販売されている事情によります。したがって、いわゆるマーケティング活動がなされていないために、購入加工な一般商品がラインアナップされているにもかかわらず、MOBA TIME製品が話題になることはほぼないと言ってもよいでしょう。

しかしながら、業務用の公式備品、プロ・ユースであることからほのめかされる確たる信頼性、”STOP to GO”システムが採用される以前からの公式サプライヤーでありつつ、引き続き”STOP to GO"を実用化したという歴史的・技術開発的事実、そしてさらには通常の商品市場にほとんど流通していないという希少性など、MOBA TIME社の製品は唯一といってもよい独自の魅力に満ちています。


上記の”STOP to GO"機能は、司令部と時計本体との間にタイム・マネージメントシステム制御の連動が必要となるため、MOBA TIMEの一般商品の仕様には、その1分毎の補正システムは反映されておりません。したがって、MOBA TIME社の一般商品に赤い秒針は付いておりません。しかしながら、一見簡略化と思えなくもないこの仕様、むしろ、1944年から1954年までの”STOP to GO”以前のMOBA TIME社製スイス鉄道時計に秒針はなく、2本の黒い針のみであったという事実を加えていただくことで、"STOP to GO"の機能なしに秒針は不要であるとの、絶対的な歴史的事実が反映された結果であることが分かります。

同社製品についてご興味を持たれた方は、遠慮なくこちらからお問い合わせください。
※写真は一例です。


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バナースペース

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