2018年9月28日 リスペクト (問)
(※妥当性はともかく)「スイス・エンジニアの層の厚さと優秀さはどこから来ているのか?」 (※妥当性は別として)「ドイツ・エンジニアの層の厚さと優秀さはどこから来ているのか?」 (マーケティング的一般論・模範解答)
「時計産業の歴史。そして徒弟制度の存在うんぬん。」 (実録インタビュー)
※ことなる工作機械メーカー3社、エンジニア3人に、同じ質問。 (結果:同じ回答) 「時計???徒弟??どうだろうね…。。その前に、いちばんは、農業のおかげだよ」 (ドイツ・Spinner社 エンジニア Dr. Alois Lohr氏より ※要約) 「農業と機械エンジニア、そのつよいつながりは、都会育ちのヒトはまずわからない。そのむかしは鉄の道具、現在では農業機械、その管理すべては農民自身が他人にまかせず自身でおこなうもの。自作もするし、すべきもの。(※大むかし、鉄の農機具を自分で手に入れたときから、小作人はようやく地主から解放され、自分の開墾によって独立できたのだから)。。鉄の道具はとても大事なものだ。。幸いにも、納屋がひろく、機械作業には事欠かない。若者も、農作業をさぼったとして、納屋で機械いじりに興じていれば、メンテなのか壊してるかは別として、親から怒られない。思春期ならば、農家の納屋こそたまり場。農地を動き回るナンバーなしのオートバイがごろごろあって、いじくりまわし放題。。私有地だから免許も法規も車検も不要。免許取得など待たずとも、すべてをマスターだ。。夢のよう。」 「かくいう自分も生家は農家。。彼もそう。。。統計はしらないが、この会社の7割がたはそうだろう。。多分。。家の地下には、自作のCNCマシニングセンターがある。。(写真をみせながら)これが、そう。旋盤も自作。。設計は自分。製造は、自分は仕事があるんで農家の学生にアルバイトでやってもらった。ワークシェアリング。。」 「これで、いまミニチュアトラクターを製作中。息子がまたがるやつ。。タイヤがブロックパターンでゴムだから、その金型をいまつくってる(写真をみせながら)。。これがいちばんむずかしいね」 ◀第三回
|