2019年11月25日


いつでもどこでも思いのままのモノづくりを可能にする3Dプリンター。これでようやく、いままでのうっぷんばらしとばかりにその思いのたけを現実に具現化!!と、よろこび勇んではみたものの、さぁどうぞと鎖から解き放たれた瞬間に、「あれ、何を作りたかったんだっけ?」と、実はそもそもそんなこと考えたことも、もちろん教えてもらったこともなかったことが赤裸々となって、その張り切りぶりと、それとの大きな落差からのこっぱずかしさから逃れるためだけの反省・・に名を借りた毛づくろいというか逃避・・に集中できればまだいいものの、「けっこうクリエイティブです。根拠は三つあって・・」と面接で指折り自己PRしたこと、「弊社はクリエイティブさこそがつよみです。まず、ポイントは三つです。」と就職セミナーで、迷いの最中にかしこまる学生にさらに謎かけのような追い打ちをかけたこと、「かたいなぁ・・もっと創造力を働かせないと!まず三つある!!」と、黙ってきいてればポイントはひとつあるかないか・・それはともかくビジネス・パフォーマンスがスランプな、ただでさえ行き止まり感のある後輩に、助言というよりも逆効果でしかない思考停止マウンティングをやらかしたことなどなど、よくもまあ、狙ったかのようによりによって、この「創造性」という単語の、かなり恥ずかしい三つでは足りない乱発乱用ぶりと、その認識のテキトウさと、そんな意味的用法はさておくとしてもこれが重要、実務上のキモである”行動”がまったくなってなかった実態が暴露されてしまったり、と恥がこれでもかと上塗り。。。

その失態の歴史的必然性はなにか?例えるならば、”創造”ではなく”製造”だけが必要とされてきたからなのか・・、歴史はわれわれに何をさせようというのか??と、歴史観さえ揺るがされかねないおおきなアイデンティティー・クライシス・・などということはまったく聞こえては来ずに、ひとまずは、辛口の未導入組の多くを中心に、3Dプリンティング自体の未完成さと途上感をつっついた模様眺めが続いています。

かくいう弊社も、その利用はいまだ方向性が定まらない迷えるノベルティ企画の一環で成り行きに始まったに過ぎませんが、手元に利用できる状態にありますので、ノベルティ企画を練り直す時間かせぎという魂胆が丸見えなのは承知の上で、そこはお見逃しいただきながらというかむしろ正当化させていただくためにも、ぜひ気軽に3Dプリンティングをお声がけくださいませんか?会社でお持ちであっても、使用には条件があったり、もちろん私的利用はむずかしかったりで、興味はあっても遠巻きに見るだけくらいがおそらくは多いもの。。まずは、創造力テストのような大げさなもののひらめきを待つのではなく、例えば、プライベートなお気に入りのフィギュアのベース、会社のロゴ、付箋パッドのようなノベルティの縮尺をさまざまに少量カスタマイズなど、シンプルなものからの開始はいかがでしょう?内容によっては、3Dモデリング作成から塗装までなど、専門の業者では引き受け不可能なサービスを一貫してお受けできる場合もありますので、このあたりで創造力への間合いを詰めてみませんか?